第9回東北エリアオフ会報告
8月19日、仙台駅に集合して挨拶を交わすと、仙石東北ラインで石巻を目指して出発。
羽生選手の今シーズンのプログラムやアイスショーの話をしているうちに電車は海沿いを進み、約1時間で目的地・石巻に到着しました。
石巻には石ノ森章太郎さんのマンガの世界を満喫できる石ノ森萬画館があり、石ノ森マンガのキャラクターのフィギュアが街に点在しています。高校時代に石巻の映画館に通っていたご縁で、マンガミュージアムが建てられたそうです。
まずは東京屋食堂に移動し、名物の石巻焼きそばをいただきました。
ここは2014年に羽生選手が訪れたお店で、サインが飾られていました。ボリュームたっぷりの五目焼きそばをおいしくいただきました。
おなかがいっぱいになった後は、語り部ガイドさんの案内で石巻を巡るバスツアーです。
まずは日和山公園を訪れました。
震災が起きたとき、石巻の人たちは日和山に続く急な階段を上って避難したそうです。
そして、そこから津波が押し寄せてくるのを目の当たりにしたのです。たくさんの家や建物が流され、街の様子は一変してしまいました。遠くに見える日和大橋を走っていた車も波に呑まれました。いちばん高い中央付近にいた車だけが助かったそうです。吹雪の中、人々が目にした光景を思うと、今でも心が痛みます。
日和山から旧北上川の中州にある石ノ森萬画館が見えました。逆流してきた津波に耐え、宇宙船をイメージした姿はそのまま残りました。が、内部の被害は大きく、たくさんの支援を受けて復旧しました。今後はこの中州を整備して、公園にする計画があるそうです。
次に向かったのは、被害が大きかった南浜地区です。
「南浜つなぐ館」で展示を見て、話を聞きました。
防波堤の高さを超える6.9mの津波がこの地区を襲い、工場や病院、店舗、学校に住居、ここにあった街がなくなってしまったのです。
この灯は震災で流された家屋の木片から種火を起こし、ずっと灯し続けているそうです。
今では津波で流された物は片付けられ、更地が広がっています。この場所には震災復興祈念公園が作られるそうです。海沿いには7.2mの防潮堤が築かれ、この場所から少し離れたところにある道路は嵩上げされ、その向こうに災害公営住宅が建っています。
次の目的地は石巻市総合運動公園です。国立競技場から貸与された東京五輪の聖火台を見て、石巻から聖火リレーがスタートし、被災地を巡って勇気と希望をもたらしてくれればと願いました。聖火ランナーとして羽生選手が走ってくだされば、どれだけ多くの人が励まされることでしょう。
見学を終えて最後に向かったのは、6月30日にオープンした石巻元気いちばです。1階には新鮮な海産物や野菜などが並んでいます。2階のフードコートでは海の幸たっぷりの海鮮丼やラーメンなどをいただくことができます。1階でお土産を選んだ後に新鮮なウニや鮨を買って、2階へ上がる方も。皆さん、おいしい海の幸に大満足でした。
人気のあったお土産、「ゆずこしょうゆ」です。
石巻駅に戻り、バスツアーは終了です。運転手さんと語り部ガイドさんのおかげで3時間という短い時間で石巻を巡り、今なお残る震災の被害の爪痕や、復興を目指して歩み続ける人々の力を感じることができました。
近くのカフェでお茶をしながらおしゃべりを楽しんだ後、仙台に戻りました。
今回はGold Wing 5周年記念企画として、東北エリアでは石巻を訪れる計画を立てました。遠方からもたくさんの方に参加していただき、ありがとうございました。今後も震災を忘れることなく、被災地の皆さんのためにできることを考えていきたいと思います。
Gold Wing 東北エリア担当
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