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11日〜忘れない〜

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11日~出来ることを一歩ずつ~

Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。

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2014年11月1日~9日、宮城県名取市の仙台空港ターミナルビルにて「羽生結弦 氷上の飛翔展」が開催されました。

「飛翔展」を見るために、宮城県外に住む私は震災後初めて仙台空港に足を運ぶことになりました。
学生時代に空港のすぐそばを流れる貞山運河でイベントを楽しんだ思い出があり、空港周辺は緑豊かで美しい地というイメージが私の頭の中には残っていました。
仙台空港アクセス線の仙台空港駅に降り立つと、私の頭の中のイメージとは違った景色が目に飛び込んできました。運河があると思われる方向には、茶色っぽい大地に葉が少ない木がぽつぽつと見えます。そこには松林があったはずなのに・・・覚悟はしていたのですが、やるせない気持ちで胸が張り裂けそうになりました。

駅からターミナルビル2階に通じる連絡通路を降りてみました。エスカレーターの上方に、津波到達地点の青い表示が見えます。

仙台空港外エレベーター仙台空港外エレベーター津波高さ

そしていざターミナルビルの中に入ると、そこは本当に津波の被害を受けたのかと思うほど綺麗で光が溢れていました。しかし、1階ロビーの飛翔展会場に近づくと、入り口脇の柱に津波の高さ表示がありました。その高さ3.02メートル。確かにここは、2011年3月11日の津波に飲みこまれた場所なのです。

飛翔展入口飛翔展入口2

打ちひしがれた気持ちでしたが、ロビーで東京から来た友達と合流し、いざ「飛翔展」の会場内に。大きな写真パネルで見る羽生選手の笑顔や、美しい衣装を見るうちに心が癒されました。そして、会場の出口付近に展示してあった羽生選手からのメッセージに心を打たれました。

『今も多くの方々が復興のため被災地で頑張ってくださっていることに心から感謝いたします。僕に出来ることは本当に少しですが、これからも応援し続けます。出来ることを一歩ずつ!!

会場出口脇の柱にも津波到達高さの表示が、そしてその隣には『仙台空港 復興の歩み』と題されたパネル展示がありました。

飛翔展出口 仙台空港復興の歩み1

仙台空港復興の歩み2 仙台空港復興の歩み3

私はこの「飛翔展」がなければ、再び仙台空港を訪れることがなかったかもしれません。また、今回合流した友達の一人は「飛翔展」のために東京から初めて仙台空港を訪れたということでした。それだけでも奇跡的なことではないでしょうか。こうして多くの人が被災地を訪れ、あの日に思いを馳せ、復興の槌音を感じるきっかけを作ったのは、紛れもなく羽生選手です。この仙台空港で「飛翔展」が開かれた意味を噛みしめつつ会場を後にしました。

仙台空港がある名取市では、「復興桜プロジェクト」として貞山運河沿いに3000本の桜の苗木を植えて、新たな観光名所をつくる計画が進んでいるそうです。いつの日か満開の桜が人々の心を癒し、活気あふれる街が戻ってきますように。
私たちも、羽生選手の復興への思いに寄り添って、出来ることを一歩ずつ!!

桜

 

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