11日~災害から学ぶ~
Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。
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日本は四季の変化に富み、豊かな自然に恵まれています。
一方で特殊な国土や世界有数の火山国、地震国であるため過去大きな自然災害が発生しています。
先月の広島市の土砂災害でも大きな被害がでました。
被災地の一日も早い復旧と亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
9月1日は防災の日。
地域や職場、学校などで大規模な防災訓練が行われ、参加された方も多いのではないかと思います。
9月1日の日付は、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなんだもので、この頃は台風の襲来が多いとされる二百十日にあたり、「災害への備えを怠らないように」との戒めも込められているそうです。
様々な災害を想定した防災訓練や避難訓練は命を守るための大切な訓練です。災害発生時、パニックにならずに落ち着いて判断し、行動することができるように日頃から備えておく必要があります。
東日本大震災では、「釜石の奇跡」と呼ばれている事例があります。
東日本大震災当日、釜石市では約3千人の小中学生が素早い避難を行い、大津波から生き延びることができました。釜石小学校では、地震が発生した時には、ほとんどの子どもが下校していましたが、的確な判断で全員無事に避難しました。
このことは、後にNHKテレビで放送されました。(注:動画はPC専用です。)
また、釜石東小中学校では、海から500m足らずに位置しているにもかかわらず、学校にいた子ども達全員が無事避難しました。
釜石市は、明治三陸大地震(1896年)、昭和三陸大地震(1933年)、チリ地震津波(1960年)など過去に何度も大きな津波に襲われました。悲惨な経験を教訓に様々な防災対策に取り組み、中でも力を入れているのが「防災教育」だそうです。「自分の命は自分で守る力」を育むことを目標に、子ども達によるハザードマップ作りや避難訓練、地域住民(特に高齢者)と連携した防災訓練などに取り組んできました。
その矢先に起きた東日本大震災で、子ども達は自分の命を守っただけでなく、中学生は小さな小学生や保育園児、高齢者の避難を率先して行い、多くの尊い命を守ることができたのです。
災害で被害が出ることは悲しいことですが、被害を最小限にするために災害被害から学んだことを教訓に日頃から防災について考え、備えることが大切だと思います。
参照:命と家族を守る災害・防災手作りかいけつキット
ご家庭や学校、職場などで避難場所、危険個所、防災備蓄などについて確認し、備えていただければ幸いです。
そして、防災を考える時に大切なことは自然の恐ろしさを知り、災害で命が奪われてしまった人たちの声なき声に耳を傾け、「忘れない」ことです。
釜石市の市の花はハマユリ、花言葉は、温和・温順・純潔・無垢
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