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仙台七夕~2014~

8月6日~8日の3日間、仙台では七夕まつりが開催されました。

仙台七夕公式サイト

仙台七夕まつりでは、仙台駅前から一番町の商店街を中心に大きくて豪華な吹き流しなどがたくさん飾られます。七夕飾りは、各商店の皆さんが数ヶ月前から手作りで準備します。そして、当日の朝8時頃から飾り付けが行われ、その豪華さを競い合います。そして、各商店街毎に飾り付け審査が行われ、金・銀・銅の各賞が発表されます。飾りの根本に金・銀・銅の各賞のプレートがつけられるので、受賞した七夕飾りがどれなのかはすぐにわかります。また、仙台七夕の公式サイトでも発表されています。

期間中は、県内のいたるところに七夕飾りが飾られています。中心部ほどの豪華さはありませんが、個性的なものや昔ながらのシンプルなものなどバラエティーに富んでいて見ていて楽しくなります。

吹流しは、5本1セットで飾るのが仙台七夕の習わしとなっています。また、仙台七夕まつりに欠かせないのが、七つ飾りといわれるものです。商売繁盛、無病息災など様々な願いを込めて、仙台七夕では七つ飾りが必ず飾られています。

~仙台七夕の七つ飾りと込められた意味~

1.短冊(たんざく) …学問や書道の上達

2.紙衣(かみごろも)…病気や災難の厄除け、裁縫の上達

3.折鶴(おりづる) …家内安全と健康長寿

4.巾着(きんちゃく)…商売繁盛

5.投網(とあみ)  …豊漁・豊作

6.屑篭(くずかご) …清潔と倹約

7.吹き流し     …織姫の織糸

仙台七夕を見に来られた際は、ぜひひとつひとつ見つけてみてくださいね。

では、今年飾られた七夕飾りをいくつか紹介したいと思います。今年もいろいろな七夕飾りがありました。

こちらは、パルコ前です。ポスターが大きなパネルになっています。記念撮影のスポットにもなっているようで、たくさんの方が写真を撮っていました。

仙台七夕 パルコ前

駅前のアーケード入口です。ここから一番町まで七夕飾りが飾られています。

仙台七夕 名掛丁

アーケードを入ると、たくさんの色鮮やかな七夕飾りが出迎えてくれます。

仙台七夕 名掛丁

キレイな花で飾られた七夕飾りです。

仙台七夕 名掛丁

NTTドコモさんの七夕飾りです。

仙台七夕 ドコモ

呉服屋さんの七夕飾りです。伊達家の家紋などが入っています。

仙台七夕 家紋

ダイエーさんの七夕飾りです。鮮やかなオレンジ色が目を引きます。

仙台七夕 ダイエー

こちらの二つはとても手の込んだ飾りつけでした。みんな立ち止まって写真を撮っていました。

仙台七夕 クリスロード

仙台七夕 クリスロード

 

阿部蒲鉾店さんの七夕飾りです。

仙台七夕 阿部蒲鉾店

阿部蒲鉾店さんのお店の前にもかわいらしい笹飾りが飾られていました。小さくても、きちんと七つの飾りが飾られているんですよ。

仙台七夕 阿部蒲鉾店

こちらは、こけしをモチーフにした七夕飾りです。かわいらしいですよね。

仙台七夕 こけし

こちらも、とても素敵な竹飾りでした。

仙台七夕 竹飾り

青色がとてもきれいな飾りでした。こちらの七夕飾りは銀賞を受賞していました。

仙台七夕 銀賞 藤崎

仙台市の小中学校の生徒さんたちが折った折鶴でできた七夕飾りです。

仙台七夕 小中学生 折鶴

仙台七夕 小中学生 製作

学校ごとに名前の入った短冊が下げられていて、もちろん、羽生選手の母校の生徒さんたちのものもありました。

仙台七夕 小学校 短冊仙台七夕 中学校 短冊

そしてこれは、一番町通りから少し脇道に入ったところに飾られていたものですが、100年前の七夕飾りを再現したものだそうです。今の七夕飾りとは違って、とてもシンプルなものですね。

仙台七夕 100年前 七夕飾り

今年、金賞を受賞した鐘崎さんの七夕飾りです。白とゴールドを基調とした、シンプルですがとても華やかなデザインで素敵でした。四角の紙風船のようなものがたくさんついていますが、ここにはひとつひとつに鈴が入っていて(全部で2240個あります)、風が吹くたびに優しい鈴の音が聞こえます。この七夕飾りのコンセプトは「鐘」。鐘崎さんの象徴ともいえる鐘のシルエットをイメージしたものです。

仙台七夕 金賞 鐘崎

ここには、ゴールドの折鶴が入っています。

仙台七夕 金賞 鐘崎

仙台七夕は雨が降る…というジンクスがあるのですが、今年もそのジンクス通り3日間とも晴れというわけにはいきませんでした。雨が降ると、吹き流しなどはこのようにビニールで覆われてしまいます。

仙台七夕 雨 ビニール

これはこれでいい味を出している(?)とは思うのですが、やはり風に吹かれてキレイに揺れている吹き流しを見たいなと思ってしまいます。

一番町を抜けると、定禅寺通りに出ます。定禅寺通りは、毎年ジャズフェスティバルや光のページェントが行われる通りです。中央分離帯は「定禅寺通りグリーンベルト」と呼ばれ、遊歩道になっています。この遊歩道にもいろいろなものが展示されていますが、今年は仙台七夕のあゆみを紹介するパネルがあり、歴代のポスターも展示されていました。

「仙台七夕のあゆみ」をパネルで紹介しているコーナーです。

仙台七夕 あゆみ パネル仙台七夕 あゆみ パネル

パネルの前には、ろうそくで作られた七夕飾りが置かれていました。

仙台七夕 ろうそく 短冊

仙台七夕 ろうそく 短冊

パネルが展示されていたところを過ぎると、歴代の七夕のポスターが行燈風に飾られていました。あいにく雨が落ちてきていたので、ビニールで覆われてしまってましたが、いくつか紹介します。

こちらは、展示されている中で一番古いものでした。今から60年前、1954年のものです。

仙台七夕 ポスター 1954年

こちらは羽生選手が生まれた年、1994年のポスターです。

仙台七夕 ポスター 1994年

そしてこれが今年のもの。パルコの前にあった記念撮影用のパネルにもなっていました。

仙台七夕 ポスター 2014年

そして、こんな変わったものも…。毎年仙台七夕では、「仕掛け七夕」というものが一番町通りにあります。「仕掛け七夕」とは宮城・仙台をテーマにした人形劇なのですが、ことしは羽生選手と荒川静香さんも出演(?)されてましたよ。一緒にいる女性は、「五色沼の精」なんだそうです。仙台発祥のものについての説明の中での出演でした。舞台の上に一応出演者が書かれているんです。

仙台七夕 仕掛け七夕 羽生仙台七夕 仕掛け七夕 人形劇

そして、仙台空港にはこんな大きな七夕飾りもありました。今までで1番大きな吹き流しではないでしょうか…。見た時はとにかく大きさに圧倒されました。

仙台七夕 仙台空港 吹き流し

今年も、たくさんの人で賑わった3日間でした。天気はそれほどよくはありませんでしたが、とにかく暑かったです。七夕飾りは、趣向を凝らしたものがたくさんあり、見ていてとても楽しかったです。その中のほんの一部ですが、紹介させていただきました。少しでも七夕気分を感じていただけたら嬉しいなと思います。そして、機会がありましたら色とりどりの七夕飾りを実際にご覧になってみてください。