11日~震災遺構仙台市立荒浜小学校
Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。
今月は、ファンタジー・オン・アイス宮城に来られたメンバーさんのお便りをご紹介します。
羽生結弦選手の被災地への思いに寄り添って2014年3月から始まった「11日記事」は、今月で111本目になりました。
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FaOI宮城Aツアーの最終日。会場へのシャトルバスが、仙台国際ハーフマラソンの交通規制のため荒井駅発になりました。
会場に向かう前に、荒井駅からバスに乗って震災遺構荒浜小学校を訪ねることにしました。
荒井駅から1時間に1本のアクセス、朝早くにもかかわらず、GIFTのトートバッグやプーさんのマスコットのゆづファンで、バスはほぼ満席でした!たくさんのファンがこの日、震災遺構に向かおうとしていたのです。ファンがそれを考えるのは、羽生選手がずっと震災と向き合い、震災や復興支援について伝え続けてきたからだと思います。
荒浜小学校周辺は、見渡す限り建物はほとんどありません。仙台市でも沿岸部のこの辺りは大きな津波被害を受けたのだなと分かりました。
近くの「避難の丘」に登りました。地域住民や海浜公園利用者の避難場所としてつくられたそうです。
「ありがとう荒浜小学校」の大きな看板と2016年に閉校した際の記念碑が目に入り、校舎の海側のベランダの柵や壁には津波の凄まじい痕跡が残っていました。
校舎の1・2階や体育館は津波の被害を受けました。瓦礫の画像や津波到来の15時55分で針を止めた体育館の時計などを見ると胸が痛みました。
学校は子供たちが学ぶ場所であるとともに、地域防災の要であり、地域のコミュニティの拠点でもある大切な場所です。
荒浜小学校の卒業生や地域の方々の中には、校舎が残ることで辛い思いをされている方もいるでしょう。でも、こうして多くの方々が訪れて津波の被害や教訓を知り、伝えることができます。
知ること、伝えること、震災を忘れないこと、閉校後も荒浜小学校が震災遺構としてこの地に残っていることには大きな意味があるのだと感じました。
仙台市地下鉄東西線の荒井駅直結になっているせんだい3.11メモリアル交流館には、もっとたくさんの方々が訪れていました。
ファンタジー・オン・アイスをきっかけに荒浜小学校やメモリアル交流館を訪れる機会が生まれたことに感謝です!
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せんだい3.11メモリアル交流館、震災遺構荒浜小学校は、以前ご紹介した記事があります。
これまでの11日記事はこちらです。
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