11日~次の10年に向けて
◇◇◇3.11企画「これからも、できること」◇◇◇
本日3月11日、ヤフーとLINEで「3.11」と検索すると、おひとりにつきそれぞれ10円、合わせて20円を福島をはじめとした東北支援やより良い未来づくりのために寄付されます。
対象期間:2022年3月11日0時00分~23時59分
Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。
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東日本大震災から11年。
河北新報社が東日本大震災発生から10年に合わせて募集した、震災を主題とした短歌。その第一席は、
語れども語りしのちに言い知れぬ思い湧き立つ語り部のわれ 石巻 鈴木洋子
鈴木洋子さんは震災当時、石巻市立門脇小学校の校長先生でした。門脇小学校は、旧石巻市で最も古い学校。鈴木さんは震災後、初めて短歌を詠み始めたといいます。
津波にて焼けし校舎に立つわれの耳朶には児童(こ)らのさんざめく声
おはようと児童(こ)らと交わしし石巻門脇小学校正門跡
地震の後、学校に残っていた子供たちは、先生たちの誘導で裏山に避難して全員が助かりました。しかし、地震発生の前、学校から帰宅していた7人の子どもたちが、家族と一緒に津波に呑み込まれて亡くなってしまいました。
7人の津波に呑まれを児童(こ)らの名を呼びて香焚く2年が過ぎぬ
旧門脇小学校は、校舎の整備方法を巡る議論の末、部分保存されました。
「残ってくれて良かった。受け持つ児童を連れて来られるから」。
卒業生の1人が、この春、地元の大学を卒業し、宮城県内の小学校で教壇に立つそうです。
被災経験を伝え、子どもが自分で命を守れる授業をしたい、と話します。「一歩(1)阿部竜太さん 命守れる児童育てたい 」(河北新報オンラインニュース)
旧門脇小学校は、岩手・宮城・福島の3県の被災地で公開される最後の震災遺構として、4月3日から一般公開されます。
震災の教訓を語り継ぎ、1人でも多くの命を守る場所として、機会がありましたら、訪ねていただきたい場所です。
「桃花笑春風(とうかしゅんぷうにえむ)」(桃の花 Photo AC)
漢詩 人々が去っていった後でも、春は自然に巡ってくる。
「つらこと、苦しいことは、生きる上で、たくさん押し寄せてくるだろうけども、一生懸命生きていれば、春は来るんだからね」
退職する鈴木洋子さんが朝会で、校長先生として最後に贈った言葉でした。(「2011年3月11日、学期最後の朝会で校長が子どもたちに贈った言葉は現実になった」)
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