仙台七夕~2018~
8月6日~8日の3日間、今年も仙台七夕まつりが開催されました。
仙台七夕公式サイト
今年の仙台七夕まつりは、3日間とも雨でした。少し残念でしたが、でもそのおかげか連日の暑さは少しやわらぎました。
仙台駅前から一番町の商店街を中心に大きくて豪華な吹き流しなどがたくさん飾られる仙台七夕。七夕飾りは、毎年、各商店の皆さんが数ヶ月前から手作りで準備します。当日の朝8時頃から飾り付けが行われ、その豪華さを競い合います。各商店街毎に飾り付け審査が行われ、金・銀・銅の各賞が発表されます。飾りの根本に金・銀・銅の各賞のプレートがつけられるので、受賞した七夕飾りがどれなのかはすぐにわかります。また、仙台七夕の公式サイトでも発表されています。
吹流しは、5本1セットで飾るのが仙台七夕の習わしとなっています。仙台七夕まつりに欠かせない七つ飾り、商売繁盛、無病息災など様々な願いを込めて、仙台七夕では七つ飾りが必ず飾られています。
今年もちょっと紹介させていただきますね。
~仙台七夕の七つ飾りと込められた意味~
1.短冊(たんざく) …学問や書道の上達
2.紙衣(かみごろも)…病気や災難の厄除け、裁縫の上達
3.折鶴(おりづる) …家内安全と健康長寿
4.巾着(きんちゃく)…商売繁盛
5.投網(とあみ) …豊漁・豊作
6.屑篭(くずかご) …清潔と倹約
7.吹き流し …織姫の織糸
色とりどりの七夕飾りには、実はいろいろな意味が込められているんですよ。では、さっそく今年の七夕飾りを少し紹介いたします。まだ暑い日が続きますが、少し涼しい気分になっていただけたらいいなと思います。
まずは仙台の玄関口、仙台駅構内です。今年も、新幹線などで仙台へいらした皆様を色鮮やかな吹き流しが迎えてくれていました。
仙台駅をでると、駅前から続くアーケードのから一番町のアーケードまで色とりどりの竹飾りが続きます。風になびく華やかな竹飾りは涼しさを運び、さらに私たちの目を楽しませてくれます。
仙台市内の小中学校の子どもたちが折った折鶴で作られた竹飾りがありました。毎年恒例になっていますね。今年は色とりどりの鮮やかな飾りで、折り鶴で囲まれた中央に、先程紹介した七つ飾りがありました。
こちらは毎年凝った七夕飾りを作っている笹かまぼこ店の竹飾りです。今年も個性的できれいな竹飾り…多くの方が足を止めて写真を撮っていました。
屋根のないところの飾りには、雨の時はビニールがかぶせられます。きれいな吹き流しが見れないのが少し残念ですね。
七夕の飾りは、一つ一つがほんとうに凝った飾りがついていて、近くでじっくりみるのもまた楽しみのひとつです。
そして、今年は羽生選手に関する飾りも多かったように思います。街全体が羽生選手のオリンピック連覇と国民栄誉賞受賞を祝福しているのが感じられて、すごく幸せな気持ちでした。
こんなものまで…(笑)裏側は棋士の藤井聡太さんでした。
そして毎年恒例の「七夕座」。今年の「七夕座」にも羽生選手が登場しましたよ。
いかがでしたでしょうか。
今年も「仙台七夕は必ず雨が降る」というジンクスは、やはり健在でした。とはいえ、3日間とも雨とは…これはさすがに予想外でした。それでも多くの竹飾りは風になびいてとてもきれいでしたし、華やかな色彩は雨を感じさせないほど明るい気持ちにさせてくれました。
仙台七夕の様子を、少しですが紹介させていただきました。夏休みのひととき…少しでも仙台七夕の雰囲気を楽しんでいただけたなら嬉しいです。
暑さと不安定な天気が続いていますが、みなさま体調に気をつけて残りの夏をお過ごしくださいね。