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11日〜忘れない〜

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11日~ブルーインパルスパイロット TACネームは「リアス」

Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。

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ブルーインパルスは、宮城県の松島基地を本拠地にする航空自衛隊アクロバット飛行チームの愛称です。
東日本大震災により松島基地(東松島市)は、壊滅的な被害を受けましたが、イベント参加のため基地を離れていたブルーインパルスは難を逃れ、震災の2年後に松島基地に帰還しました。

戦闘機パイロットは、無線のやり取りなどの簡略化や本名を隠すなど様々な理由からタック(TAC)ネームを持っています。初配属の部隊でつけられ、パイロットとして生涯使う名前です。
タックネーム「RIAS(リアス)」からはリアス式海岸の「リアス」が連想されます。そのパイロットは佐藤貴宏さん。岩手県山田町出身です。

東日本大震災当時は奈良県にある教育機関で学習中の身分だったため、救援活動に派遣されることはありませんでした。親族の安否がわかったのは、数日たった後。小中学校時代のクラスメートや、近所に住んでいた人たちが犠牲になっていました。山田町の死者・行方不明者は800人以上でした。タックネームを「リアス」にしたのは、震災を胸に刻みたい思いからでした。

ブルーインパルスに配属されたのは17年夏。
岩手県釜石市で行われたラグビーワールドカップ2019では岩手県釜石市の上空を飛びました。
松島基地を離陸すると、自分の母校や地元山田町が見え、感慨深かったそうです。
感謝のメッセージ ブルーインパルス 佐藤貴宏(岩手県山田町)」復興庁

東京五輪の聖火到着式や、都内で新型コロナに対応する医療従事者たちに感謝を伝えたりするフライトに臨んだ際にも、「震災が終わっていないことを思い出してもらう機会に」という願いを込めたそうです。

リアスさんは、ブルー隊員としてのラストフライトを終え、今は別の部隊で勤務しています。「隊員としての区切りも震災からの区切りも意味はない。終わっていないし、ずっと被災地を伝えていく。名前はこれからもリアスですから」そうおっしゃっています。
復興見つめたブルーインパルス隊員 その名は『リアス』」朝日新聞デジタル

今月25日(日)にブルーインパルスの本拠地である航空自衛隊松島基地で『令和6年度 松島基地航空祭』が開催されます。
前日の8月24日(土)には『東松島夏祭り』があり、そちらにもブルーインパルスが飛来するそうです。
華やかな展示飛行ですが、パイロット一人一人の背景にも思いを馳せたいと思いました。

航空自衛隊 装備 ブルーインパルス

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