11日~生きてることが治してくれる
Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。
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漫画家のいがらしみきおさんをご存じですか。1979年に漫画家としてデビューし、仙台市の仕事場から多くの名作を生み出してきました。代表作は、ラッコが主人公の「ぼのぼの」です。(ぼのねっと・ぼのぼのといがらしみきおの総合情報サイト)
いがらしみきおさんは13年前、仙台市で東日本大震災を経験。その後、震災をテーマにした作品も描いてきました。
(「『生きていることより、価値のあることはない』と話す、いがらしさんが作品に込める思いとは」仙台放送局 岩田宗太郎記者)
作者のいがらしみきおさんは13年前、仙台市内の仕事場で震災に遭いました。その2週間後、震災をテーマにした寄稿の依頼を受け、七ヶ浜の被災地を訪れたときのことです。「はたしてこれを、漫画としてどう描けばよいのか。もっと言えば、はたしてこれを描いてよいものかどうか」。内陸部での被災との差に衝撃を受けました。
葛藤を抱えながら数か月後、あの時見た被災地をイラストとして描きました。
津波が押し寄せた沿岸部に、人がたたずんでいる情景です。
「完成した被災地のイラストを見るということは、まるで自分の傷口を見るような感じでした。自分の傷口を何度も触ったり見たりしてしまうことがありますよね。見れば見るほど少しずつ自分の傷口がなおっていくような、そういう感覚もあった」
いがらしさんは、アシスタントが帰った後、時々引き出しを開けて、完成したイラストを何度も見返しました。完成したイラストを見るたびに、被災後の心のざわめきやストレスが少しずつ治まっていったそうです。同じ地震で受けた傷が治っていく過程でした。
震災から2年後、「ぼのぼの」のお父さんの物語が描かれました。悲しみの病と向き合い、1つの答えにたどり着く話です。お父さんの答えは「生きてることが治してくれる」でした。
羽生結弦さんがスペシャル・メッセンジャーとして災害や防災について考える「羽生結弦 伝えたい思い」で、石川県輪島市を訪問しました。
(「羽生結弦 伝えたい思い」能登半島地震から半年 輪島の“今”)
輪島朝市で店を出していた水口美子さんは、自宅が住める状態だったことを引け目に感じ、物資を受け取りに行けなかった経験を話されていました。でも心の中では、同じ地震で同じ怖い思いをしたのは一緒なんだよ、という思いがあったそうです。
羽生さん自身も内陸部に住んでいたことから、ライフラインが途絶えたり、避難所で過ごしたり、とても大変な思いをしたにもかかわらず、「津波などの被害を見ると、やはり自分は被災者とはいえないと思ったこともあった」と話されていました。
「被害に遭われた方はみんな辛いので、その辛さは比較しなくても大丈夫なのかなとぼくは思っています」。自身の葛藤を乗り越えてきた羽生結弦さんだからこその言葉に、応援の力を強く感じました。
※義援金の受付やライフライン情報などをこちらにまとめています。
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