アイスショーレポートNo.69 ~Fantasy on Ice 2024 in AICHI(3日目)
6月2日(日) 3日目 現地より
オープニングからキレキレの群舞センター、4Tを完璧に決めた羽生さんでした。
3月のnotte stellataの公演で見て以来、もう一度見たいと思っていたDanny boy、静寂の中、穏やかな光に包まれる感じがしました。羽生さんは羽衣を纏った天女、いや菩薩のようでした。ずーっとスケーティングの音を聞きながら見ていたかった。星野源さんとのご縁で選んだこの曲、羽生さんは素晴らしいアーティストやクリエイターの方々と繋がり、その繋がりを大切にされているんだなと感じたプログラムでした。
西川貴教さんとのコラボ、ミーティアはとにかく繊細でカッコいい!セルフコレオもいいなあ。
そしてノービスの頃から応援している青木祐奈ちゃん、セルフコレオのしっとりとした大人のプログラムとディズニープリンセスを可憐に演じました。城田優さんのプリンスと魔法の絨毯(ルンバ)でアラジンの世界へ連れて行ってくれました。
Aツアーはこれで終わりなので寂しい気持ちもありますが、無事終わってホッとしました。幕張前日の怪我にはドキッとしたので。羽生さん、これからもstay healthy で!
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中国のファンの方からも素敵なレポートをいただいたのでご紹介します。北京落ちで本物の羽生選手に初めて会ったのはGIFT。その後、notte stellataやRE_PRAYも現地でご覧になったそうです。
幕張公演は映画館のライブビューイングに行きました。柚子くんのダニーボーイを見た時は涙が流れました。
愛知公演で初めて現地で見たファンタジー・オン・アイス、最高でした。新聞や本で見たスケーターたちや、画面越しで見ていたプログラムを現場で見られてとても衝撃的、夢みたいです。大勢のスケーターの中にいる柚子くんは輝いていました。FaOIアーティストとのコラボは一番期待してます、今年の西川さんとのコラボは本当に神でした。
ミーティア終了後、柚子くんが西川さんをベアーハグした時、西川さんが柚子くんの頭をトントンしたシーン、ステージ寄りのSS席だったので、私の席からとてもよく見えました。
西川さんの歌唱はすごく迫力があって柚子くん以外の人とコラボした時は、自然に西川さんを見ていて「アジアの音楽は日本にあり」ということをすごく感じました。
柚子くんとコラボした時は自然に柚子くんに心を惹きつけられました。そもそもガンダムが好きで、柚子くんが大好きです。柚子くんが演じたガンダムは世界一のフィギュア技術、プロ転向後に磨いたダンスワザ、天才的な表現力、人物に関しての思考+西川さんの生歌唱、完全に神×神、贅沢すぎでした。愛知のガンダムのエンディングポーズは幕張より優しく、慈愛的な仕草を取り入れて、毎回ごとに進歩がある、それが柚子くんだなとずっと思っています。
柚子はいつもプログラムを通じてみんなに希望を与えたいですね。以前の試合を見た時、スケートが上手な選手は姿勢が鈍い、ダンスがうまい選手はスケートがいまいちという感じがありました。でも柚子のスケート技術は一流で、生まれつきの姿勢が良かったですが、プロ転向後、ダンスのほうをすごく磨いて、体力面も科学的に鍛えて、表現力はますます進化していました。これからもますます成長し続けてくださると思います。
■テレビ朝日のCS放送を観て
名古屋公演最終日は現地の素晴らしさに想いを馳せつつ。CS放送でお家観戦です。現地の席からは見られないお顔のアップや会場全体を見ることができて楽しく感動の時間を過ごすことができました。
画面から見るDanny boyはエッジの音さえも振付の一部となって美しい。リンクの上で何か拾い上げるような場面、今日はいつもより深く氷に触れてさらにおでこが付いていました。希望への祈りが伝わって来るような感動を味わいました。このプログラムは宝物です。
ガンダムの物語を今日までにしっかり把握した上で見たミーティアは、西川さんとのコラボに迫力が増していました。新ロミジュリの最後のポーズが蘇り、さらに壮大な世界を感じました。
フィナーレの青木結奈ちゃんと手を繋いでの周回を見て震災後の神奈川での幼い2人を思い出し、こんなに輝く13年後の未来を見ることができた幸せを噛みしめたFaOI2024でした。今年は慌ただしく走り去ってしまいましたねFaOI。なんだか寂しさと喪失感でいっぱいです。「Danny boy☆彡」という素敵な置き土産を残して行ってしまいました。
>>>その他のショー・試合レポもぜひご覧ください。アイスショーレポートは2015年のFaOI幕張から書き続けています。