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11日〜忘れない〜

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11日~石巻市震災遺構門脇小学校

Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。

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石巻市の沿岸にあった石巻市震災遺構門脇小学校は東日本大震災の津波で校舎の1階が浸水し、その後に起きた火災で海側の校舎の大半が焼けました。被災地に現存する津波による火災の爪痕を残す唯一の建物とされています。

学校の周辺では多くの犠牲者が出たため、校舎を保存するか解体するかで意見が分かれました。地元からは全部の保存を求める要望が出されたものの、市は維持管理の問題や「見るのがつらい」という人に配慮して部分保存を決定。 幅107メートルある本校舎のうち、中央部分の67メートルを残し、両端40メートルを解体して、発生から11年を経て2022年4月3日から公開が始まりました。

展示のはじまりは被災した2台の車両です。

ポンプ車は、シャッターが地震で歪んだために開かず、活動できないまま車庫の中でつぶれてしまいました。

2階の教室です。机や椅子、黒板など、木の部分はすっかり焼けて、スチール製の部分だけが残っています。天井も焼けて破片が床に散らばっていました。
上階へ逃げる「垂直避難」だけでは危うい局面もあるという事が伝わってきます。

最後まで校舎に残っていた学校職員は、校舎と裏山の間の隙間に教壇を渡し、津波火災から逃れました。
体育館に避難していた住民たちも火災から逃れる道を探しました。使われた教壇を下に落とし、それを踏み台にして裏山へと上がりました。

上映されている映像では、当時の様子を証言する在校生や職員の言葉を聞くことができます。

防災にはこれが正解というものが無いだけに、それぞれの場所や時間ごとの準備が大切だと改めて考えさせられました。そして最後には、その場の判断や知恵が命を救うことがあるのだと感じました。

ミヤギノハギ(宮城県の県花)の花言葉は「思案」「想い・物思い」

 

震災遺構門脇小学校については、以前の記事でもご紹介しております。

11日~次の10年に向けて

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