11日~大川竹あかりプロジェクト
Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。
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今日は、東日本大震災から10年と11ヶ月目の日です。
ちょうど11年目を迎える3月11日、石巻市旧大川小学校の遺族らが、手作りの竹灯籠を使った追悼行事を、旧校舎のそばで開きます。
「84の竹灯籠がつなぐ事故の記憶 石巻・旧大川小、遺族ら追悼行事開催へ」(河北新報ONLINE NEWS 2022年2月6日)
旧大川小学校では、74名の児童と10名の教職員が震災による津波の犠牲になりました。
2021年7月、石巻市の震災遺構として整備され、この3月に初めての節目を迎えます。
Gold Wingでは以前、メンバーさんからの投稿をご紹介しています。
石巻市立大川小学校とひまわりの花
MUSUBU Library(ライブラリー)vol.1「ひまわりのおか」
遺族らは大川小事故や犠牲者への関心が薄れることに危機感を強めています。
記憶の風化を防ぎ、大川小に気持ちを寄せ続けてほしいとの思いから「大川竹あかりプロジェクト実行委員会」を立ち上げ、追悼行事を企画しました。
1月、児童遺族ら9人が大川小に近い石巻市針岡地区の林で材料となる竹を切り出し、長さ3メートルほどに切りそろえた約60本を運び出しました。
竹灯籠は、熊本県在住の竹あかり演出家、池田親生さんが配置やデザインを担います。2月8日には池田さんの制作指導のもと、灯籠制作が行われました。高さ約5mのオブジェを中央に置き、取り囲むように84本の竹灯籠を並べるそうです。「亡くなった人たちが生きていたということを未来につなぎたい」。
オブジェは未来と過去、天と地をつなぐ願いが込められたものということです。
追悼行事当日は、旧校舎西側の「慰霊と追悼の広場」に発光ダイオード電球を使った竹灯籠を設置。
午後5時半に明かりをつけ、遺族や地域住民、訪れる人とともに犠牲者に追悼の祈りを捧げます。
「鎮魂の思いと、これから全国どこでも起きうる災害に備える意味合いを込めたオブジェを作りたい」「遺族だけの取り組みではなく、さまざまな人に携わってもらう息の長い活動にしたい」。ご遺族が思いを語っておられました。
高さ3mの竹灯籠のイメージはこのようなものでしょうか。
(竹灯籠 photo ACより)
静かに見つめていると、この世で命を輝かせることができなかった子どもたちのことが思い起こされるようです。そして、ひとつひとつの光が、災害に備えることの大切さを訴えかけてくるように思えます。
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