11日~女川いのちの石碑
Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。
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11月22日、宮城県女川町に最後の21基目となる「いのちの石碑」が完成したというニュースを耳にしました。
Gold Wingでは、これまでも女川町について何度か取り上げてきています。
2019年7月 アイスショーで仙台を訪れたメンバーさんによる「女川を訪ねて」
2016年11月 新しくオープンした女川駅などを家族で訪ねた「新生」
2015年6月 女川にお住まいだった方のメンバーさんの手記「仙石線~母の思い出」
女川町は、東日本大震災で最大で高さ14.8メートルの津波に襲われ、町民の8%に当たる800人以上が亡くなった地域です。
震災の年に中学校に入学した生徒たちは、1000年先まで震災の記憶や教訓を伝えようと、町内21か所の津波の最高到達点の付近に“女川いのちの石碑”を建てる計画を立てました。
3年生になった頃には、修学旅行先などで街頭募金を行い、およそ1000万円を集め、女川中学校の敷地内に2013年11月、最初の石碑を完成させました。除幕式の写真は復興庁HPより。下は2021年10月女川を訪問して撮影したものです。
その後、石材会社の協力も得て建立が進められ、計画からおよそ10年たった21日、最後の21基目が完成して披露されたのです。
「夢だけは 壊せなかった 大震災」 いのちの石碑、最後の21基目完成(河北新報ONLINE NEWS 2021年11月 22日)
震災伝える“いのちの石碑” 最後の1基が完成( 宮城 女川町 東日本大震災 NHKニュース 2021年11月22日)
石碑にはすべて、当時の生徒が考えた五七五のメッセージが刻まれていて、21日に披露された石碑には、8年前に最初に建てたものと同じ「夢だけは壊せなかった 大震災」と書かれていました。
女川の石碑は地域に暮らす人、訪れる人の命を守るために建てられたものですので、見学には都合の良い場所にあるとは限りません。女川町HP「女川いのちの石碑」には設置場所の案内や訪れる際の留意点が書かれています。
これまで建てられた石碑は、国土地理院の自然災害伝承碑に、登録されています。
過去に起きた自然災害の規模や被害の情報を伝える石碑やモニュメントは、全国にあります。
このところ、各地で地震が続いています。ご自身や、つながりのある方々がお住まいの地域を選んでご覧になり、防災・減災に役立てていただけたらと思います。
国土地理院 自然災害伝承碑を地図で見る
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