11日~みやぎ東日本大震災津波伝承館
Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。
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みやぎ東日本大震災津波伝承館は、今年6月に開館した、宮城県の施設です。
みやぎ東日本大震災津波伝承館は、南浜復興祈念公園の中にあります。
南浜地区は石巻市で特に被災の大きかった地域です。南浜復興祈念公園は、震災で失われたすべての命に対する追悼と鎮魂の場として、国・宮城県・石巻市が共同で整備しました。
「一丁目の丘」を上ると、夕焼け空の街の写真が展示されていました。
それは、1700世帯、約3000人の暮らしが確かにあったこと、そして全てが失われたという事実を伝えています。
公園の中には、震災前の街の街路が園路として残されています。
公園では、追悼・伝承活動、杜づくり活動、防災教育など、市民活動・協働の取り組みが継続的に行われています。
みやぎ東日本大震災津波伝承館は、東日本大震災の悲しみと混乱を繰り返さないために、記憶と教訓を後世に語り継いでいます。
円形状の建物の海に面した側は、広いスペースになっています。
壁一面に映し出される在りし日の情景が、記憶を誘います。
語り部からのメッセージを、タッチモニターで見て、聞くことができます。
宮城県内各地の語り部団体の活動の様子も分かり、震災遺構や伝承館など、現地へ赴くきっかけになることでしょう。
建物内の反対側は、パネル展示とシアター「くり返さないために」になっています。
シアターの映像には、日本語字幕と英語訳がありました。
日和山を望む空間には、将来の危機に備える行動を強く促すパネルが展示されています。
ガラス越しに旧門脇小学校が見えるところで、震災当時に校長先生だった鈴木洋子さんの話を聞くことができます。
旧門脇小学校の、震災遺構としての価値を感じることのできる場所になっていました。
旧門脇小学校は、公開に向けての整備を2022年3月までに終える予定です。
展示の一つ一つを丁寧に見て、パネルを操作しながら語り部の話に耳を傾けていると、あっという間に時間が過ぎていました。
展示の全てを見ようとすれば、1日、2日では足りない、たくさんの重い知見がここにはあります。
機会があればぜひ訪れていただきたいところです。
館内には青色のベストを着た解説員の方がいて、展示について案内や説明を丁寧にされています。
「シアターくり返さないために」のみ,一切の撮影が禁止されていますが、その他の展示については,写真撮影,動画撮影共に可能、撮影された写真・動画のSNS等への掲載もできるとのことです。
新型コロナウイルス感染防止のための入場制限する場合は、みやぎ東日本大震災津波伝承館Twitterでお知らせするそうです。
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