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「おうちで仙台すずめ踊り」

 

杜の都・仙台の春を彩り、仙台3大まつりの一つとして、仙台市民はもとより多くの方々に愛されるまつりとして定着している「仙台・青葉まつり」。今年は5月16日・17日に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となりました。中止になるのは、東日本大震災が発生した2011年以来です。

2日間にわたって開催される仙台青葉まつり。
1日目開催されるのが宵まつりで、この日は街中にお囃子が鳴り響き、すずめ踊りが演舞されます。
2日目に行われるのが、本まつり。勇壮な甲冑姿の武者行列、伊達政宗公を祀る青葉神社の神輿渡御に稚児行列、豪華絢爛11基の山鉾巡行、すずめ踊りの大流しと続く時代絵巻の大パノラマが繰り広げられます。
宵祭りや本祭りで踊られる仙台すずめ踊りは、慶長8年(1603年)、仙台城移徒式(新築移転の儀式)の宴席で、泉州・堺(現在の大阪府堺市)から釆ていた石工たちが、即興で披露した踊りにはじまるといわれています。
伊達家の家紋が「竹に雀」であったこと、また、お囃子の小気味よいテンポとぴょんぴょんと跳ねながら踊る姿が餌をついばむ雀の姿に似ていたことから「すずめ踊り」と名付けられ、長く伝えられてきました。

この「仙台すずめ踊り」、今年は約150祭連(まづら)・約4500人の参加が予定されていたそうです。中止発表後には、中止を惜しむ声が多く寄せられ、当日を楽しみにしていた参加者から「すずめ踊りを通じて皆さんの気持ちを少しでも明るく、温かくすることはできないか」「実際に踊ったり、その踊りを見たりすることで元気を出してもらいたい」といった声が寄せられたそう。

そこで、協賛会では「仙台すずめ踊り」を自宅で踊って、その様子を撮影した動画を各自のSNS(インスタグラム、ツイッター、フェイスブック)に投稿してもらう「おうちで仙台すずめ踊り」という取り組みを始めました。
仙台・青葉まつりの公式サイトで公開しているおはやしの音源を使い、ダンスや歌、さまざまな楽器演奏などを動画で撮影。「#おうちですずめ踊り」「#仙台青葉まつり」とハッシュタグを付けて投稿するというもの。
協賛会の事務局担当者は「『あなたの仙台すずめ踊り』を楽しんでいる様子を投稿いただければ」と。また、「仙台・青葉まつりの参加者だけでなく、楽しみにしていた方、この企画で初めてすずめ踊りや祭りを知った方など、たくさんの方々に参加いただき、みんなで元気をつなげていきたい。参加を予定していた方は特に、元気な姿を皆さんに見せてほしい。外出を控えている方たちには、皆さんのすずめ踊りを見て、ホッとした気持ちになっていただければ」と呼び掛けています。
ひとつ気を付けることとして、撮影・投稿は「1人または家族だけで行うように」とのこと。

青葉まつりの開催予定日だった5月16日・17日には、投稿をまとめた動画の公開も予定しているそうです。

投稿企画「おうちで仙台すずめ踊り」 青葉まつり中止受け、踊りで元気を(2020.04.24 仙台経済新聞)
仙台青葉まつり公式サイト

「仙台すずめ踊り」は、仙台市の小学校では必ずといっていいほど踊ります。すずめ踊りの歴史を学んで、踊りを習い、それを学習発表会や運動会などで披露するんですよ。
踊るのは、3年生か4年生の中学年くらいでしょうか…羽生選手もガーナのメイキングで扇子を手にした時に、小学生時代を思い出して少し踊ってましたね。ぴょんぴょんと跳ねながら踊る姿、かわいらしかっただろうなと思います。
羽生選手も小学生時代に踊ったすずめ踊り、皆さまもおうちでぜひ!