11日～復興の足跡～

Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。

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今、日本ではラグビーワールドカップが大変盛り上がっています。全力でぶつかり合いゴールを目指す姿を見て手に汗握り、細かなルールを知ることでさらに楽しむことができ、チーム関係なく仲間として称えあう姿に感動して…知れば知るほど魅力的なスポーツだと思います。

そして、このワールドカップは岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムでも試合が行われています。釜石鵜住居復興スタジアムは釜石市北部の鵜住居町にあります。2011年3月11日の東日本大震災で発生した津波で甚大な被害を受けた地域です。鵜住居川河口付近にあり、津波によりすべてが流されてしまった釜石市立鵜住居小学校と釜石市立釜石東中学校の跡地に防災機能を有するスポーツ公園を整備、公園内に球技場としてのスタジアムが造られました。
かつて日本選手権を7連覇し、「北の鉄人」とも称された新日鉄釜石（現・釜石シーウェイブス）の地元でラグビーが盛んな街であったことから、ラグビーワールドカップの試合を誘致し、グループラウンドの2試合が開催されることとなりました。

このスタジアムの最寄り駅は今年3月に全線開通した三陸鉄道リアス線の鵜住居駅。
ラッピング列車「スクラムいわてフィフティーン号」も運行され、盛り上がりを見せています。

また、新しく道路も整備されています。
三陸沿岸道（八戸市－仙台市、359キロ）を復興道路、沿岸と内陸を結ぶ3路線計191キロを復興支援道路と位置付けており、現時点で全体の72％、397キロが開通しています。復興支援道路のうち、東北横断道の釜石－花巻（80キロ）は今年3月に全線開通しました。来年度には復興道路・復興支援道路が全線開通する予定になっているそうです。

復興道路、来年度全線開通　未定５区間４７ｋｍにめど
（2019年08月09日　河北新報）

9月25日のフィジーVSウルグアイの試合では、国歌斉唱の前に「Thank you for your support during the 3.11 Earthquake and Tsunami」と書かれたメッセージとともに、震災で亡くなった人を悼む黙とうが行われました。
場内では「あなたも逃げて」と震災の教訓を伝えるメッセージが刻まれた石碑の前で、地元の女子高校生が「きょうはラグビーを楽しむのはもちろん、震災のことも学んでくださったらうれしい」などと観客向けに話をしていたとのこと。
復興まではまだ時間がかかりますが、少しずつ復興をしていく風景や前へ進む人々の姿を感じていただけたらと思います。

被災地に響く歓声・拍手　ラグビーW杯、釜石ルポ 
（2019/9/25 日本経済新聞）

ガイラルディアの花言葉は「協力」「団結」
（画像：フリー素材屋Hoshinoより）

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今週末、とても大きな台風が日本を直撃するとのこと。土曜日に予定されていたラグビーの試合も3試合中2試合が中止と決まったそうです。
できる限りの備え、そして自身と家族の命を守るべく行動をしてください。
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