アイスショーレポNo.18 〜 Fantasy on Ice 2018 in SHIZUOKA ~
梅雨が明け、いよいよFantasyの最終公演、静岡です。
ショーの行われるエコパアリーナに3年ぶりに戻ってきました。
そうそう、愛野の駅を降りて歩くんだった。
夏のアイスショーは基本サンダル履きの私。
ものすごく暑い中、動かない歩道を上り見えてきたのは
懐かしいこの風景。
サッカー場とアリーナ。
3年前に来たときは熱い中みんな外で待たされて、
初めてのアイスショーを開くとあって、慣れない会場運営で
どことなく、ちぐはぐさが見えていましたが、今回はその反省点をしっかり
生かして、開場前の建物内へのご案内などがあり皆さん頑張っていらっしゃいました。
会場は段差がしっかりあり、とても見やすいと皆さんおっしゃってました。
さあ、ショーを楽しもう!
結弦くん中心に見ていきますね。
楽公演ではオープニングの4T、たぶん初めての転倒だと思います。転んでも主役感ハンパなく、長―い足を上にすてーんと転んでました。この転び方、シニアデビューしたころにすごく似てる。ほかの人の転倒はすぐさま立ち上がろうとワタワタ感がすごいのに、結弦くんは足がポーンと上に上がる「転びましたよ!!」って感じの転倒が多かった気がします。また、この転び方のほうが足を痛めないのかしらとも思ったり・・・・ひとつの事象だけでいろいろ考えさせる男、結弦くんです。(笑)
そして、このまま終わる男じゃないことも知ってる。やっぱり来ました!!「世界で一番暑い夏」で登場してすぐにリベンジ4T、少ない助走で美しく決めてくれる結弦くん。悔しかったんだね、やっぱり。結弦くんらしいなと思いました。そして、新潟公演では反対側で見られなかった、ディレイドアクセルからの、にゃーんジャンプ。やっと正面から見ることができました。本当に楽しそうに笑ってにゃーんって跳んでて、あの顔見たら本当にこちらまで幸せになってしまいます。
さあ、ここからは気になったスケーターの簡単なレポになります。
まずは三原舞依ちゃん。濃い目のブルーから白のグラデーションの少し大人っぽくなった衣装で「シンデレラ」、可愛く可憐な少女のイメージから少し大人のノーブルな女性のイメージになりました。今シーズン頑張って、またワールドに出てほしいです。
デニス・バシリエフスくんはステファンとの師弟コラボが本当に素敵で、回を重ねるごとに2人の呼吸が合ってきて素敵でした。今年は4回転もプログラムに入れることができれば、さらに上位を狙えそうですね。結弦くんの素晴らしい4Tを間近で見れて、いいお手本になったんじゃないかなと思います。まあ、師匠のステファンも未だに4T跳べるのでカムバックしてほしいくらいですが。
カペラノは鏡のプログラムが大好きになりましたが、楽ではワンダーウーマンでしたね。
サフ&マソはマッソさんの気は優しくて力持ちな感じがとても好きです。ダブルツイストしかしなかったけど高さがハンパないです。スロージャンプも高いですね。
テサ&モエはロクサーヌのタンゴが何度見ても鳥肌物で素晴らしいです。しっかりとした正しい技術に基づいた芸術。それでいて艶っぽさがあって・・・・MJメドレーはうって変わって二人のシンクロ具合がたまらなくカッコいいプログラムでどちらも大好き。身長差があまりないカップルなのにスコットの「テッサは小鳥のように軽いよ」というジェントルマンなところがたまらなく好きです。
プル様の「ニジンスキーに捧ぐ」も「タンゴアモーレ」も毎回感動。特にニジンスキーを演じているプル様は真剣な表情がゾクゾクします。目が離せなくなるスケーターの一人です。
アンナ・ポゴリラヤさんはなんとも雰囲気のあるスケーターで、いつも衣装が秀逸。コラボじゃないほうの黒い衣装、素敵すぎる。Fantasyが終わりご結婚されましたね♡おめでとうございます。
ロロ様は「KISS」のメイクでノリノリ。ノリノリと言えば織田くんのジュリーがすごかったですね。エンターティナーっぷりがハンパねえ。「ああ~」のところ新潟では半分くらいだったのが静岡ではほぼ全員腕を上げてゆらゆらしてました。反対側のゆらゆらを見ながら鳥肌立ってました。めっちゃ楽しいプログラムでした。織田くんまだまだショーで滑ってほしいです。
そして、最後の最後はやっぱり結弦くんです。なんか、別次元なんですよ、やっぱり。
テレビではもう少し引きで撮ってほしかったですね。足さばきがクリケットに行ったころとは段違いに進化していますし、今世界一のステップって言ったら結弦くんだと思います。本当に足元がきれいでスピードが速いです。リンクの隅から隅まで優雅なのに、すごいスピードで時に緩急をつけて美しいポジションで舞っていく・・・そしてスピンでは「結弦くんが音出してるでしょう?」って思ってしまうくらいの、ピアノの緩急に合わせたポジションと回転速度の七変化。ただのポジション変化の技にとどまっていなくて、楽器そのもの、音楽そのものになってる、彼だけ異次元のスピンです。シットスピンでは氷に手をついていましたね?それが新鮮で何度も見てしまう。そして最終公演では氷にKissしてたね、低いポジションのハイドロブレーディング。クロスでやるだけでも大変な技なのにあのポジションで、あの美しさ。足が長くないとクロスは美しくないけど本当に美しい・・・・そして氷を投げる演出。夢の中みたい・・・
そして、すぐに夢から覚めてしまうの・・・もう終わっちゃった。
そして、フィナーレ。「Diamond」。最終公演ではみんなしっかり裏打ちできていましたよ。アンサンブルスケーターもゲストスケーターもみんな楽しそうに踊ります。最後に結弦くんが出てきて会場のボルテージは最高潮に。楽公演での一芸大会はテサ&モエと3人でシングルアクセル決めていましたね!スコットのシングルアクセル貴重です。
これで、今年のFantasyは終わりました。来年も幕張と神戸は決定でしょうかね?以前はしばらく間があいて9月頃にもやっていた記憶が・・・スポンサーやスケーターの関係で、たぶん続けてっていうことが今後も続くのかな?
静岡公演では出演者のためにホテルを貸し切りにしてくださったみたいですね。結弦くんもやっとみんなご飯が食べれたりしたんでしょうかね。
静岡と言えばお茶ですが、今回は浜松まで足を延ばして鰻を食べてきました。
久しぶりの鰻、美味しかったです。
出演者の皆さんも食べたかしら?
The end ~ (by np)
>>>その他のショー・試合レポもぜひご覧ください。