海外試合レポNo.24~ロステレコム杯2017~
羽生選手の2017-2018グランプリシリーズはモスクワがスタートとなりました。シニアデビュー2年目の2011年以来、ロシアは6年ぶり。2011年ロステレコム杯では僅差でグランプリシリーズ初優勝を成し遂げ、ファイナルに出場が決定。そこから翌年の2012年ニース世界選手権へと、羽生選手が大きな飛躍を遂げたきっかけとなった大会でした。
試合会場、メガスポルトでは、2011年世界フィギュアスケート選手権が開催されました。当初は東京・国立代々木第一体育館で開催予定でしたが、直前の東日本大震災の影響で、日本が開催を返上したことにより、ロシアで代替開催をすることになったのです。今でもあの時の日本選手の渾身の演技、感動のエキシビション、選手たちが日本へ祈りを捧げてくれたこと、開催に名乗りをあげてくれたロシアへの感謝の気持ちが心に強く残っています。
空港から街中までは交通渋滞がひどくかなり時間がかかった模様ですが、無事にメンバーが現地入りしました。現地メンバーよりお写真が届いています。
こちらが会場のメガスポルト。赤白青のロシア国旗カラー!(会場内の椅子も赤白青黄とカラフルで、レゴブロックのよう。とても珍しいですね。)
クレムリン、ボリショイ劇場。ライトアップされて、夜もモスクワの街はとっても素敵ですね。
試合前取材陣に、オータムクラシックで感じた右ひざの違和感は、何も不安も心配もなく現地入りでき、ほっとしていると答えていました。そして時々お散歩に出掛けるルッツさんが、クワドルッツへ成長して戻ってきたことも嬉しいですね。先日、ピアニストとのインタビューでも語っていましたが、羽生選手のスケートを培った原点とも言える特別な地、ここロシアで思い通りの演技を期待したいです。
がんばれ、羽生選手!!