11日～石巻　再訪

Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。

今月は、Gold Wing５周年記念・第9回東北エリアオフ会に参加したメンバーの投稿をご紹介させていただきます。

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東北エリアオフ会の企画で石巻を訪れました。今回で4度目になります。
最初に職場の学習ボランティアで訪れたのは、2011年東日本大震災の年の夏休みでした。あまりの惨状に言葉を失いました。2度目は2014年羽生選手のソチオリンピック優勝パレードの翌日、Gold Wingのメンバーさんと東松島～石巻へ。ドライバーさん自身が被災され大切な家族を失ったお話を聞き、パレードで浮かれていた気持ちが引き締まる思い。3度目は被災して運休していた仙石線が全線運転再開した2015年、仙石線に乗り開業したばかりの「仙台うみの杜水族館」へ行きました。新しい水族館は「復興を象徴する水族館」であり、水族館内や仙石線車内でたくさんの笑顔に出会えました。
今年は、この目で復興の様子を見たいなと思い、参加しました。

仙台駅から仙石線に乗って石巻へ。
最初の目的地、東京屋食堂で羽生選手も食べた石巻焼きそばを味わいました。美味しかったです！

次に高台の日和山へ。お天気ももち直し、海側と北上川の展望を臨むことができました。2014年と2017年の日和山から見た風景、比べてみました。
2014年は、流された家屋の跡などはほぼなくなり、更地が広がっていました。
2017年は、新しい建物が見えます。少しずつ元の姿を取り戻しているようでホッとしました。

（2014年）

（2017年）

南浜～門脇地区では、「がんばろう石巻」の看板や被災した門脇小学校へ。

（2014年）

（2017年）

盛土をした道路より山側には新しい復興公営住宅などが、海側は居住禁止区域のため「石巻南原津波復興祈念公園」が計画されています。辺りを見渡すと雑草が伸び、家の基礎部分が辛うじて残っているところがあります。
奥には、閉校した門脇小学校の黒くすすけた校舎が見えました。この校舎は、震災遺構として部分保存されるそうです。（「＜震災遺構＞旧門脇小校舎　３階まで部分保存へ」河北新報ONLINE NEWS 2017年3月31日）

私は途方もない虚しさを感じました。震災から6年が経っているのに、時間が止まったような無人の地域、もうここには住めないのだ。門脇小学校も2015年石巻小学校と統合し、閉校となりました。
無力感…私達に何ができるのか考えさせられました。被災し解体された旧石巻市民病院跡地はかさ上げされ、病院は石巻駅近くに移転していました。
途中立ち寄った「いしのまき元気市場」は1階が鮮魚や水産加工品、特産品のショッピング、2階がフードコート形式のレストランになっています。

この市場や駅前でお土産たくさん買いました。もちろん、羽生家御用達の「白謙」のかまぼこも！石巻駅近くで、よく使うかつお節のパックや石巻コーヒー、仙台駅では仙台七夕の手ぬぐいや絵葉書、白石温麺などをお土産に買いました。

石巻総合運動公園では、国立競技場の建て替え工事に伴い、石巻市に一時貸与されている「聖火台」を見ました。この聖火台は戦後復興の象徴とも称えられたものです。石巻でも、被災地復興に希望の灯を燈してほしいです。
市民球場では高校野球が、フットボールパークではちびっこサッカーが！元気だなー

その近くにかなりたくさんの仮設住宅がありました。もう人が住んでいないのかと思っていましたが、ガイドさんのお話では4畳半と6畳の狭い住まいにまだ残られている方がいらっしゃるとのこと。そうなんだ･･･やりきれない気持ちでした。

今回も自分の目で見ないとわからないことがたくさんありました。
まだまだ元の美しい街に戻るのは大変だと思うところもありましたが、人間の力は素晴らしく、力強く復興を進めているのだと感じました。
私も微力ですが、ウェブベルマークやふるさと納税、ボランティア活動など、復興につながる、自分にできることを続けていこうと思います。
Gold WingのMUSUBUの活動に、これからも積極的に取り組んでいきたいです。同じ志の仲間と共に！

今回このような機会を設けて頂いてありがとうございました。
被災地の様子を自分の目で見て、復興支援を続けていくことの大切さをお伝えできればいいなと思います。また石巻や東北を訪ねていきたいです。

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Gold Wingでは皆様のボランティア体験や被災体験など、東日本大震災を忘れないための記事やエピソード(俳句や短歌、詩などの作品でも可)を募集しています。

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