11日～きっかけと繋がり～

Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。

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6月～11月の毎月11日、宮城県石巻市に半年間限定で食堂がオープンすることをご存知でしょうか。
食堂の名前は「カメレオン食堂」。「（地名）×東北」をテーマに、「食」を通して東北のことを考えながら、たくさんの繋がりをつくっていく食堂だそうです。
発案者の原田優香さんは、東日本大震災の復興に役立ちたいと大学卒業後に宮城県石巻市の社会福祉法人に就職。人と人がつながる場として月1回開く飲食店「カメレオン食堂」を企画しました。
東日本大震災の被災地を巡るバスツアーで岩手・宮城・福島を訪れたことが転機となったと原田さんはおっしゃっています。
震災月命日に営業「カメレオン食堂」で復興応援（2017年6月9日 河北新報）

カメレオン食堂は、原田さんの友人が京都で毎月11日に開店する「きっかけ食堂」をヒントにしたそうです。同食堂は、次第に震災の記憶が風化しつつあるという現実の中、「東北のことを忘れないために」と2014年5月に3人の大学生が始めたお店で、東北の食材や地酒を来店者に提供。その味を通して、東北や震災について考える「きっかけ」をつくりたいと考えたそうです。
きっかけ食堂（2016年3月9日 無印良品くらしの良品研究所）

「カメレオン食堂」は、石巻市中央2丁目の仮設型商業施設「橋通りＣＯＭＭＯＮ（コモン） 」のシェアレストランにて営業。初回となる6月11日のテーマは「京都×東北」だそうです。「移住者や石巻の人が気軽に集まり、食事やお酒で楽しく過ごせる場にしたい」と原田さん。7月以降も震災の月命日に合わせ、テーマを変えて食と集いの場を提供してくれるということで、とても楽しみです。

そして、Gold Wingの復興支援～MUSUBU～のキーワードにもなっている「忘れない」。
「忘れないためのきっかけをたくさんつくっていきたい」という彼女たちも、復興支援の基本は忘れないことだと話しています。その思いは、多くの人の心を繋いでくれている“きっかけ”のひとつに間違いなく、なっているのではないかと思います。
本日オープンする「カメレオン食堂」、また、京都で営業している「きっかけ食堂」。毎月11日、こちらの食堂であたたかい時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

最後に、6月11日・12日に大阪で開催されるイベントを紹介します。お時間ある方は足を運んでみてください。
◇「復興フォーラムin大阪」
復興庁主催で被災地の復興の現状や魅力を情報発信することなどを目的としたイベント
◇日時・場所
平成29年6月11日（日） JR 大阪駅「時空（とき）の広場」
平成29年6月12日（月） 大阪国際会議場（グランキューブ大阪）
※12日には、きっかけ食堂のメンバーの方が登壇されて、きっかけ食堂の活動内容や想いを話されるとのこと。
東北産品の物産展やステージ企画等、いろいろな催しも行われるようです。

タイムの花言葉は「勇気」「活気」「行動力」。
（画像：フリー写真Webより）

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Gold Wingでは皆様のボランティア体験や被災体験など、東日本大震災を忘れないための記事やエピソード(俳句や短歌、詩などの作品でも可)を募集しています。
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