第6回東北エリアオフ会報告
7月24日、高速バスで仙台駅前を出発してしばらくすると、曇り空の下に七ツ森が見えてきました。バスを降りて吉岡本陣案内所へ歩いて移動し、現地集合のメンバーと合流しました。
案内所前で本日のガイドさんと顔合わせをした後、3班に分かれて吉岡宿めぐりがスタート。
まずは吉岡八幡神社へ。伊達政宗の三男・宗清の庇護のもと、黒川郡の総鎮守として現在地に移されました。毎年12月に行われる『島田飴祭り』は縁結びのお祭りで、今でも良縁を求める人がお参りするそうです。
次は穀田屋さんへ。店内には『七ツ森の四季』とともに、以前使われていた道具や映画関連の品々が展示されています。十三郎の子孫であるご主人よりお茶と栞をいただきました。栞に記された言葉に、十三郎を始めとした九人の無私の心を改めて感じました。
途中で、まるごと茶屋休憩所に立ち寄り、冷たいお茶と漬物、お菓子のおもてなしで一息つきました。この休憩所はボランティアで運営しているそうで、温かい心遣いに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
菅原屋跡、浅野屋跡を見学した後、浅多商店さんへ。
浅多商店さんでは銭の入った甕を見せていただきました。甕一つに4000文入るそうです。寛永通宝の束を持たせていただくと、ずっしりとした重みが伝わってきます。そうやってこつこつと貯めたお金が吉岡宿を救ったのだと思うと、その困難さが偲ばれます。浅多商店さんのブログによると、浅野屋の番頭をしていたご先祖様が酒銘を引き継いだそうで、『春風』と酒銘の入った酒瓶や昔使っていた売上帳も店内に展示してありました。
奥州街道を進み、九品寺の『国恩記』の顕彰碑と菅原屋篤平治夫妻のお墓を訪ねました。
その後、『国恩記』を書いた栄洲瑞芝が住職をしていた龍泉院へ。
吉岡宿めぐりを終えて本陣案内所へ戻り、最後に展示物の説明をしていただきました。
映画の公開から吉岡宿を訪れた人は7000人以上に上るそうです。案内所や休憩所で働くボランティアのみなさんは、吉岡宿を救った先人の行いをたくさんの人に知ってほしい、そして吉岡の街を活気づけたいと願って活動を続けています。十三郎たちの無私の精神は
250年の時を隔てても、吉岡に脈々と受け継がれているのだと感じました。
ガイドさんにお礼を申し上げてから、近くの食堂で昼食をとりました。中村監督おすすめの『利息ラーメン』。昔ながらの味に舌鼓を打ちながら食べ終えると、「利息です。」という声とともに、なんとアイスクリームが!うれしいサプライズに、みんな笑顔になりました。
バスで仙台に戻り、NHK仙台放送局で羽生選手のソチオリンピックのSP『パリの散歩道』を8Kで鑑賞し、鮮明な映像と迫力あるサウンドを堪能しました。羽生選手の素晴らしい演技に、当時の思いや感動がよみがえってきました。これからも羽生選手が思い描く演技ができるよう、応援していきたいと思いました。
その後のお茶会では羽生選手の話に花が咲き、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
最後に、まちくる仙台に立ち寄り、東西線の車両と羽生選手の実物大パネルと記念撮影をし、仙台駅前で解散しました。
当日は14名の方にオフ会に参加していただきました。担当一同、感謝申し上げます。
なお、穀田屋さんと浅多商店さんの店内、吉岡本陣案内所内の写真は掲載許可をいただいています。
<Gold Wing 東北エリア担当>
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