11日~新しいスタート~
Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。
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新学期が始まり、各地の学校では子ども達の元気な声が響いていることと思います。
学校は、子ども達にとって学びの場であるだけでなく、友達と遊んだりコミュニケーションを取り合ったりする大切なところです。
東日本大震災から5年が経ちましたが、被災地の学校はどんな春を迎えているのでしょうか。
東日本大震災では、多くの学校が被災しました。そして多くの問題を抱えています。
5年経った現在も仮校舎で学習している学校がたくさんあります。また、震災後の人口の減少や福島の原発事故の影響で学校が再開できず統廃合を余儀なくされた学校もあります。
「<検証学びや>被災校71校 今も仮校舎」(2016年02月20日河北新報)
2014年の「被災地を訪ねて」で石巻市を訪れた際立ち寄った門脇小学校は、2015年3月、142年の歴史に幕を下ろし石巻小学校と統合しました。
「母校の思い出忘れない 石巻・門脇小閉校式」(2015年03月23日河北新報)
自分が通った学校がなくなるというのは、卒業生にとっても地域の方々にとっても辛い選択だったと思います。大切な学校、校歌が永遠に心の中に残りますように。
被災した学校の中には、校舎の修改築が終わり子ども達が元の学校に戻ったり、高台に新しい学校が開校したりしたところもあります。
2014年夏に羽生選手が訪れた石巻市立湊中学校は震災で被災後、他の学校に間借りしていましたが、2014年3月に本校舎に戻ることができました。
同じく、2016年1月に羽生選手が訪れた大槌町では4小学校を統合した大槌小と大槌中が一体化し、小中一貫教育校『大槌学園』がスタートしました。現在は小中別の仮校舎で学んでいますが、9月には新校舎が完成する予定です。新しい形でのスタートに復興の兆しが感じられます。
「<大槌学園>小中一貫で教育復興 初の入学式」(2016年04月08日河北新報)
もう一つの大きな問題は、学校現場での心のケアです。東日本大震災は子ども達や先生方の心に複雑な問題を残しました。
家族を亡くしたり計り知れない恐怖を体験したり、心のケアが引き続き必要な現状です。特に子ども達の心の問題は複雑さを増し、長いスパンで取り組んでいく必要があります。
様々な取り組みがありますが、以前MUSUBUでご紹介した「あしなが育英会」の『レインボーハウス』などもその一つです。
復興が進む中で被災地の学校を取り巻く問題はまだまだありますが、子ども達の笑顔が広がることを願い、私たちにできることを続けていければいいなと思います。
Gold Wingでは、被災地の学校を支援する方法として、ウェブベルマークをご紹介しています。
ワンクリック募金やお買い物による支援だけでなく、ベルマーク支援レポートや被災地・被災校ニュースなどで被災地の学校の様子を知ることができます。
東日本大震災を忘れないためには、『知る』ことは大切です。学校の抱える問題や話題について考え、自分にできる範囲で被災地の学校を支援していただければと思います。
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Gold Wingでは皆様のボランティア体験や被災体験など、東日本大震災を忘れないための記事やエピソード(俳句や短歌、詩などの作品でも可)を募集しています。
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Gold Wingの復興支援~MUSUBU~のキーワードは
☆ 忘れない
☆ 継続
☆ 自分らしい支援
忘れないは「思いやること」かもしれません。復興支援は決して大げさなものではなく、無理をすることもなく、 自分にできる範囲で継続していくことだと思っています。