11日~想いをたどる~
Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。
今回は、メンバーより投稿いただいた記事を紹介させていただきます。
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震災から5年が経ちました。
5年という月日は、早かったような気もするしそうではなかったようにも感じます。
当時小学校6年生だった娘も、最近では震災の日のこと、その時の自分の気持ちを時々話してくれるようになりました。それでも、当時の映像は「心臓がバクバクする…」そうで、まだ見ることができないと言いますし、ラジオは震災を思い出すからと聞くのを嫌がります。でも、こうして少しずつでも話すことができるようになったことで、自分の気持ちをちょっとずつ消化できているのかもしれないな…そして、消化できることで伝えようと思う気持ちが出てくるのかな…と、話をする毎に言葉や表情が少しずつ変わっていく娘を見ていてなんとなく思いました。
子どもたちだけではなく私たち大人も、家族でも友だちでも誰とでもいいから、できるだけ人と話をすることというのはとても大切なのかもしれないですね。
そして、誰かと話をすることで伝えたいという気持ちが出てくる…話すことで伝わっていく…誰かと「話す」ということは震災の記憶が消えていってしまうのを防ぐことにもなるのかなとも感じました。
復興は、進んでいるところももちろんありますが、まだまだのところもあります。そして、あの時のままで時間が止まってしまっているところも…。
先日、テレビ番組で東北出身のあるタレントさんが言っていました。
「震災から5年…これは「ひとつの区切り」ではあっても、決して「終わり」ではないということを忘れないでほしい」と。
本当にそう願っています。
5年前の今日、すべてのものが一瞬にして止まり、空からは雪が落ちていました。職場から歩いて自宅へ向かい、ついた時には日も暮れて真っ暗。家は幸い大丈夫でしたが電気もガスも水も全部使えず、暗がりの中床に何が落ちているかもまったく見えないしどこが危険なのかもわからない。どうすることもできなかったので、真っ暗な中、家族で近くの避難所へ向かいました。
そこで初めて口にしたのが、あのわかめごはんのおにぎり…「冷たかったけど、でもすごくおいしかったよね」…そんな話を「はじまりのごはん 3.11写真と付箋」という番組をみながら主人や娘と話していました。
今日はわかめご飯のおにぎりを作って食べようか…と娘と話しています。
すみれの花言葉は「小さな幸せ」
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※今回投稿していただいた記事の中に出てきた「はじまりのごはん 3.11写真と付箋」、以前記事の中で紹介しております。よろしければご覧になってみてください。
「11日~はじまりのごはん~」
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