11日～水産業の復興～秋の味覚、気仙沼のサンマ

Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。

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秋の味覚の一つにサンマがあります。サンマといえば、北海道の花咲漁港や宮城県気仙沼漁港が有名です。東日本大震災前、気仙沼漁港のサンマの水揚げ量は本州一、大船渡港や女川港が気仙沼漁港に続いていました。
ところが東日本大震災で気仙沼漁港をはじめ漁港や水産加工工場や冷凍倉庫が被災し、2011年は水揚げ量が5位と低迷しました。しかし2012年には4位、2013年には3位と持ち直し、2014年には4年ぶりに1位に返り咲いたのです。
気仙沼漁港、サンマ水揚げ本州1位奪還（2014年12月27日河北新報）

今年も大漁と航海の安全を祈って船を見送る「出船送り」が行われ、8月20日からサンマ漁が解禁されました。今年は例年より早い水揚げとなりました。サンマは10月中旬にかけて三陸沖で旬を迎えるそうです。
サンマ船～被災地活気取り戻す「出船送り」（2015年8月18日河北新報）

東日本大震災で東北をはじめ各地の水産業は甚大な被害を受けました。港湾設備、水産加工施設、市場、養殖施設などほとんどの漁港が深刻な状態でした。
東日本大震災　水産業の被害状況（2011年5月農林水産省広報誌aff）

震災後、岸壁の補修や防波堤の建設などを進め防災・減災に取り組んできました。震災から4年経ち各地で補修や建設が進み、水産業を支える水産加工施設や市場も再建されてきました。
石巻魚市場津波全壊からの再建・・・全面運用（2015年9月2日　河北新報）

三陸の豊かな海の幸を日本の食卓に届けてきた東北の水産業
サンマをはじめ、ホヤ、牡蠣、フカヒレ、イクラ、ウニ、ホタテ、イカ、マグロ・・・美味しいものがたくさんあって書ききれないほどです。東北を訪れる機会があれば是非地元のお店で美味しい海の幸を味わってみてください。また、お土産にも水産加工品がたくさんあります。生もの以外にも乾物や缶詰、レトルト食品など多種多様です。レトルトのフカヒレスープや金華サバの缶詰などは忙しい時に重宝します。
自宅にいながらインターネットやFAXなどで注文することもできます。（復興支援情報サイト助け合いジャパン　買って応援など）
お気に入りの物を見つけてみてはいかがでしょうか？
Gold Wingでは、MUSUBUショッピングモールで紹介しております。協賛サイトがある場合はウェブベルマーク経由で利用すると、さらに東北支援につながります。

水揚げ量が回復し、活気と取り戻しつつある水産業の復興をできることで支えていただけたら幸いです。
「気軽に参加できる支援活動」でご紹介した『気仙沼サンマフェスティバル』に行かれたメンバーさんから美味しそうなサンマのお写真が届きました。

献立に迷ったときは旬のサンマを味わってみてはいかがでしょうか。スダチや柚子を添えて。

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