11日~記憶のかけら~
Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。
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『オモイデピース』という写真集が昨年末に作られました。
津波により被災した仙台市内沿岸地域の震災前と最近の写真を、見比べられるような形で収められている写真集です。
震災以前と今を対比した写真集「オモイデ ピース」を作り全国へ
製作者は、NPO法人20世紀アーカイブ仙台の副理事長を務める佐藤正実さんと小林美香さん。
「津波は家々を流してしまったけれど、そこで暮らしていた人々の営みや思い出までがなくなったわけではない。かつての風景から思い出を語ることが、被災地の未来を描くきっかけになるのでは」と、タイトルには「思い出の小片(ピース)を集め、記録に残す」という思いを込めて作られたそうです。
また、佐藤さんは「昔の蒲生や荒浜を知る人が、思い出を語るきっかけになればうれしい。震災前を知らない人は、写真を見て元の街の姿を思い浮かべながら、現地に立ってほしい」と話しています。
震災前後の蒲生と荒浜鮮明に 写真集完成(2015年2月10日 河北新報)
この写真集は販売はしていません。
全国の都道府県立図書館や仙台市内の各図書館計66ヶ所、そして仮設住宅に贈られました。
こちら には制作から発送までの様子が書かれています。
仙台沿岸部の記憶のかけらを拾い集めた『オモイデピース』。図書館に立ち寄った際にはぜひ手に取ってみてください。
すずらんの花言葉は「幸福が訪れる」
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