海外試合レポNo.10〜中国杯2014 現地だより②〜
羽生選手の今シーズン初戦となった中国杯は思いがけない展開となりましたが、会場のファンの声援が轟くなかを精一杯の演技で応えてくれた羽生選手に心からのエールを送りつつ、拙い上海現地レポをお届けいたします。
まずは、到着時点の空港の様子から…
今回の中国杯では幾つかの旅行代理店が観戦ツアーを実施しており、レポーターの私が参加したツアーでも成田からの出発組は約120〜130名ほどいらしたようです。
大阪や福岡等からの参加者、個人で参加のファンを含めるとかなりの人数が上海へ渡ったかな?
全日空での上海入りの到着は、上海浦東空港第2ターミナル。成田空港に遜色ない様子の、整然とした雰囲気の空港でした。
入国審査、荷物の受け取りを無事に済ませて出口に向かうと、扉が開いた瞬間、現地ツアコンを始めとする、たくさんのお出迎えの人、人、人…
自分の参加ツアーの現地添乗員さんを探すのが、まず一苦労でした(泣)。
無事に現地添乗員さんと巡り会えたあとは、ツアーの用意したバスで宿泊先のホテルに向かいます。
個人での現地入りは、空港からはタクシー、または地下鉄等を利用された方もいたみたいです。また、ホテルによってはシャトルバスでの送迎もあるそうです。
宿泊したホテルの近辺は上海の浦東地区にあり、市内のビジネス街や多くの観光スポットへのアクセスが良好のようでした。
フィギュア観戦メインの私達ですから、スケジュール的にも市内観光といった贅沢な時間は取れませんでしたが、それでも少しの時間を割いて夜の街へ出てみました。
ホテルの近くには、ユニクロ(日本より少し値段が高め)も入っているデパート、ファミリーマート、マクドナルドなどがあり、ちょっとした買い物には不自由が無いように感じました。
ちなみにコンビニではレジ袋は有料のようです。ファミリーマートで買い物した際、袋に入れて貰ったらお金が掛かりました。
デパートの地下にあったお食事処(味千ラーメン)とテイクアウトフード(たこ焼き)
普通に美味しかったです!!!(食べ掛けの画で失礼します…)
観光が全く無いというのも少し味気ないということで、事前に上海蟹フルコースを頂くオプショナルツアーの申し込みをしていました。会場は老舗の「王宝和大酒店」というレストラン、バスで向かいました。
日本のサービスのように、一品一品順番に出てくると思っていたら、次から次へと料理が運ばれてきて、テーブルの上はあっという間に満杯に!
上海蟹はオレンジ色の卵がこってりと濃厚で、かなり満足いたしました。
美味しい料理に舌鼓を打ちつつ、紹興酒を頂いて少しほろ酔い気分のメンバーも!
フルコースの中身はこちら!
大会会場の様子を少しご案内させていただきます。
会場となった「東方体育中心」は、滞在先のホテル(浦東地区)からは、バスで約30分(くらいだったと記憶〜)でした。
会場入り口付近に、中国杯の大きな看板がありました。
チケットを手にして列に並び、順番が来たらスタッフにチケットを提示します。
ここで三段階のチケットのチェックを通って会場に入り、さらに荷物と身の回りのセキュリティチェックを受けます。
会場内では、パンフレット、投げ入れ用のぬいぐるみなどの販売がありました。
SUBWAYのサンドイッチ、コーヒー、ポップコーンの販売店も数は多くは無いですが、ありました。
中にひときわ混雑している一角を発見、なんとANAのブースでした。中国のファン、日本のファンで、それはそれはひしめき合っていました。
会場内での注意事項を少し…
まず、液体物の持ち込みは禁止となっており、会場内ではミネラルウォーターを販売しています。その他、ウーロン茶やコーヒーなどの飲み物も売店で購入できます。
また、生花の持ち込みも禁止です。そのためか、会場内で造花が販売されているのを見ました。造花をアレンジした花束などを用意している方もいらしたようです。
会場内の温度については個人差があると思いますが、それほど寒さを感じませんでした。
会場で困ることの1つにトイレ事情があります。ここでももちろん列は作りますが、トイレの数が多いのか日本ほど長蛇の列にはならなかったと思います。ペーパーもきちんと設置されていました。
今回、バナー設置に関してはショートの日はジャッジ側のコーナーに、フリーの日はジャッジ反対側コーナーに掲示することができました。掲示しようとした場所が不可の場合は、会場スタッフが止めに入っていました。
ショートの日 フリーの日
キスクラの様子
その他、中国ではFacebook、Twitterは繋がらず、LINEも不安定でした。ホテル内は無料のWi-Fiでネットには繋がりますが、一緒に行った友達は滞在中ずっとLINEが出来なかったようです。
初めての中国とあって渡航前は多少の不安もありましたが、行ってみれば上海は都会!これといったトラブルもなく、楽しく過ごすことができました。
会場内でバナーを貼るときも撤去するときも、近くの座席にいらした現地ファンの方々が手伝ってくれたり、言葉を掛け合ったりと、暖かい触れ合いがありました。
国は違っても、フィギュアスケートを観る心は一緒なんだなぁ、と感じた中国杯でした。