11日~つないだ命~
プリンスアイスワールド2014八戸公演が行われた青森県八戸市。
その沿岸部にある水産科学館マリエントの大水槽には3匹のアオウミガメが飼育されています。
その中で一番大きいのが”カメ吉”です。
カメ吉は、2011年3月まで岩手県久慈市の地下水族科学館『もぐらんぴあ』で飼育されていました。
しかし、『もぐらんぴあ』は東日本大震災による津波で全壊してしまいました。
飼育されていた約3,000匹の生き物のうち、生き残ったのはカメ吉を含む約20匹だけだったそうです。
生き残った生物たちは、高台にあったため津波の直撃を免れたマリエントに一時的に預けられました。
当時の様子を知ることのできる新聞記事をリンクします。
〇東奥小中学生新聞 久慈から避難/ぼくカメ吉 元気だよ (2011年11月8日掲載)
また被災したもぐらんぴあは、さかなクンらの支援を受けて2011年8月に久慈駅前に場所を移し「まちなか水族館」としてオープンしました。
マリエントに預けられていた生き物は、カメ吉以外「まちなか水族館」に戻ることが出来ました。
もぐらんぴあは、元あった場所に2014年度中の営業再開を目指して再建中です。もぐらんぴあが営業再開され飼育設備が整えば、カメ吉も久慈に戻ります。
プリンスアイスワールド八戸公演が開催された頃、マリエントの近くにある観光地「蕪島」では菜の花が綺麗に咲いていました。
蕪島の駐車場に設置された新しいトイレには東日本大震災による津波浸水高の表示があります。
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