トロントだより~マルチカルチャー~
こんにちは、Uです。これから現在のトロントの様子などをレポさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
トロントはオンタリオ州にある人口約280万人の都市です。
面積は約630km2。東京23区とほぼ同じ面積になります。(オンタリオ州の面積は日本の約3倍です。)
トロントを一言で言うならば『多民族&多文化!』これに尽きると思います。
トロント内には、リトルインディア、リトルイタリー、グリークタウン、チャイナタウン、リトルジャマイカ、ポーリッシュタウン、コリアンタウン、キャベッジタウン(アイルランド)等の街があります。
また○○タウンと名前が付いていない所でも、同じ国の出身の人達が集まって生活しているところは他にもあります。色々な町並みをご紹介します。
<グリークタウン> ストリート名のサインもギリシャ語になっています。
<コリアンタウン> サインにコリアンタウンと書かれています。
<チャイナタウン> 漢字だらけ。チャイナタウンでは漢字の名前が付いています。
<不思議な町並み> トロントでは、一箇所にいろんな国のレストランが立ち並んでいます。
そして、何と驚くべきことに、トロントでは160以上の言語が話されています。
羽生選手も最初は英語でご苦労されたと話に聞きましたが、実はトロントには、母国語が英語という人は51%しかいません。45%の人の母国語はカナダの公用語(英語もしくはフランス語)以外の言語なのです。約30%の人は、家で英語もしくはフランス語以外の言語を話します。(約7%の人は、家で2カ国語以上を話します)
家で話す言語としては、英語、フランス語以外では、中国語、タミル語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語の順に多いのですが、街を歩いていても色んな国の言語が耳に飛び込んできます。
トロントの人口の51%はカナダ国外で生まれた人達で、上記のようにさまざまな言語が飛び交うトロントではお互いにお互いのアクセント(訛り)を理解しようという姿勢がありますし、カナダ人も我慢強くノンネイティブスピーカーの英語を理解しようとしてくれます。
また言葉だけではなく、お互いの文化を尊重しようとする精神がトロントにはあるので、疎外感を感じる事なくトロントの社会に溶け込む事ができます。
いかがですか?これだけでもいかにトロントが“ぐちゃぐちゃ”都市か分かっていただけたでしょうか?
(数字は2011年の統計より)
(U)