被災地からの言葉のハンカチ展
プリンスアイスワールド八戸公演へ行かれたメンバーさんから、八戸で行われていた「被災地からの言葉のハンカチ展」のお写真を提供いただきました。
「被災地からの言葉のハンカチ展」についてはご同行されたお友達から聞いたそうです。
都内や横浜市などでも開催されていたようですが、行きそびれた方も多いかと思います。
1枚、1枚デザインや色と共にそこに書いてあるメッセージを読み、時々こみあげるものもあったそうです。
みな、前向きで明るく、「がんばるよ!だから見ていてね!」という力強いメッセージばかり。
お写真を提供頂いたメンバーさんが、心をこめて撮影したたくさんのハンカチをご覧ください。
このハンカチ展は、東北の商店街で復興を支える方々の「言葉」をハンカチにデザインしたものです。
公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA) は、2011年より東北復興支援プロジェクト「やさしいハンカチ展」を実施しています。
Part1は、全国のデザイナーが東北の子ども達へ励ましの気持ちを込めたハンカチをデザインし、全国で展示・販売。その収益で7332枚のハンカチを岩手・宮城・福島の小中学生にプレゼントしました。
Part2では、同3県の小学生232名による絵をもとに会員がハンカチをデザイン。収益を参加小学校へ届け、鼓笛隊の復活や防災緑地の看板作りなど、地域や学校、家族ために役立てる道を子ども達自身が考えたそうです。
今回Part3は、復興を支える方々より寄せられた「言葉」を、JAGDA会員デザイナーがハンカチにし、収益は各商店街に届けられます。
今後のスケジュールは下記のようになっています。お近くで興味のおありになる方は、会場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
☆ 広島 6月14日(土)~29日(日)10:30-19:30(最終日-16:00)
被爆建物 旧日本銀行広島支店(広島市指定重要文化財)※即売なし
☆特別展示 6月27日(金)~7月31日(木)11:00~19:00
dddギャラリー(福島治展)
☆名古屋 7月9日(水)~14日(月)10:00-19:30 (最終日-16:00)
国際デザインセンター・デザインギャラリー
このハンカチは巡回会場で販売されるほか、 JADGAOnline Shopからの予約販売(2014年1月~6月)があります。
●JAGDAとは
JAGDAは、約2,900名の会員数を誇るアジア最大級のデザイン団体です。年鑑の発行、展覧会やシンポジウムの開催、デザイン教育、公共デザインや地域振興への取り組み、国際交流など、日本のグラフィックデザインの発展とコミュニケーション環境の質的向上のために、さまざまな活動を行っています。
今回ハンカチ展を紹介してくださったメンバーの方から感想をいただいています。
「復興支援については、寄付をしたり、現地のものを買ったりと、東北の経済を回す心がけは絶対必要だと思います。
けれども、その根底に『いつも 見ているよ』 『忘れないよ』という心をもつと、より一層相乗効果が生まれると感じました。
そして、できることなら何かのついででも現地に行ってみることは、東北の本当の声が伝わってくるなと感じました。
八戸の方々とふれ合い、その土地の温かい言葉を聞いて、その土地の食べ物をいただいて、空気を感じると、その土地が大好きになる何かがあるな、と。」
そして、こんなエピソードもお聞きしました。
関東地方から到着した場所には、朝市がたっていたそうです。
八戸の珍しい野菜がいっぱいで、店をだしていたおばあちゃんと仲良しになって、野菜の調理方法などを聞きながら買い物したとのことです。
おばあちゃんは、買った野菜と同じくらい「おまけだぁ、 おまけだぁ」っていっぱいくださったとか。
こちらまで、心がほっこり温かくなりました。
ありがとうございました。